2021
07.12

ど真剣やで~福永正三先生随聞記~6

分かち合い

第6回 お賽銭はこうするんや

コンサル契約を結んだ会社には、月初めの神社参拝と清掃奉仕を奨励していました。ある社長が福永先生とお賽銭の話をしていました。

福永 社長は、神さんにいくらお賽銭してるんや?
社長 はい、千円です。

福永 だから、あんたはダメなんだ!
朔日参りは神さんと約束する日や。
お願い事をするんやない。
「今月、我が社は〇〇円の売り上げを達成します!」と誓いを立てる日や。
ど真剣に誓いを立てるんだから、最低1万円は出さんかい。
絶対に達成するんだという気力が漲ってくるわ。
お賽銭はこうするんや。

帰りの車中、私は先生にお礼を言いました。

秘書 先生、有難うございます。
今日のお賽銭のお話は勉強になりました。
神社は、そうやってお参りするものなんですね。
私は佼成会の朔日参りでよかったです。
福永 教会の朔日参りで、いくらお布施しとんのや。
秘書 (自信をもって)はい、千円です!
福永 だから、おまんはダメなんだ!
佼成会の朔日参りも神社と同じや!
秘書 ……。

筆者紹介

 竹嶋克之(たけしま・かつゆき)
「六花の会」事務局員。同じ寅年、阪神タイガースファン、下戸、甘党が気に入られ、福永正三講師の指名で秘書を務める。福永講師と全国を旅し、立正佼成会の「仏教経営者塾」を運営した。また、福永講師がコンサルを務めた盛和塾(稲盛和夫塾長、2019年閉塾)経営者とのネットワークづくりも担った。