2021
08.06

ど真剣やで~福永正三先生随聞記~7

分かち合い

第7回 佼成会のおかげや。辛いとは思わなんだ

 京セラの稲盛和夫名誉会長は、とても厳しい経営者だったそうです。あまりの厳しさに退職する人が沢山いたそうですが、福永先生は最後までついていき、稲盛名誉会長から「免許皆伝」を得るまで精進しました。

秘書 京セラは「100メートル走のスピードでマラソンを駆け抜けるような努力を続けてきた」そうですね。
そんな過酷な働き方に、福永先生はどうやってついていったのですか?
福永 それは佼成会のおかげや。
わしは若いころ、京都支部(現在の京都教会)で修行させてもらった。
諸井克次支部長さんのお供で、導き修行にも行かせてもらった。
当時は、信者さんの家に泊まりながら布教をしたもんや。
諸井支部長さんは、相手が「入会します」というまで絶対に帰らない。
そういうお供修行をしてたから、京セラでの仕事は辛いとは思わなんだ。
わしは稲盛さんが血を吐いて倒れるのを3回見た。
大将がど真剣に働いている姿を見てたから、自分が楽しようとは思わなんだな。
いまから大切なことを伝えておく。
稲盛さんの言われる「誰にも負けない努力」と「結果の出ない努力は努力ではない」を、魂に叩き込んでおくんやで。

筆者紹介

 竹嶋克之(たけしま・かつゆき)
「六花の会」事務局員。同じ寅年、阪神タイガースファン、下戸、甘党が気に入られ、福永正三講師の指名で秘書を務める。福永講師と全国を旅し、立正佼成会の「仏教経営者塾」を運営した。また、福永講師がコンサルを務めた盛和塾(稲盛和夫塾長、2019年閉塾)経営者とのネットワークづくりも担った。