2021
10.08

「私、再建できました」(後藤秀彰)【7/7】

分かち合い

「私、再建できました」シリーズ7

心を高めることの大切さ(最終回)

 次に、福永先生が教えてくださった「自分の心を高める」ことについて、お話をさせていただきます。福永先生は「経営している中で、身の回りに起こる出来事は、あなたの心の反映なのですよ。いま、起こっているすべてのことが、経営者のいまの心のあり方次第で変わっていきます。だから、いつも自分の心を高いところ、より高いところに持っていきなさい」と、教えてくださいました。いつも爪先立ちのように、心を高めていけば、必ず、事業はそちらのほうに向かうということですね。
 弊社にも「経営信条」と「経営理念」があり、これを毎朝、社員とともに唱和しています。

【私の経営信条】

企業は
個人が社会的責任を果たすための
最良の活動手段である。
個人は
社会人として物心両面の幸福を
確保しなければならない。
ゆえに(株)サンテックビオズは
企業と人が融和し同志的団結によって
正道による最大限の利益を追求する。
企業を成長発展に導くものは
人であり人の心である。

株式会社サンテックビオズ
代表取締役 後藤 秀彰

 

【サンテックビオズの経営理念】
私と私たちの会社は
一.私が社会的責任を果すことが
出来る、最良の活動手段です。
一.社会人として物心両面の幸福を
最大限に追求します。
一.常に笑顔で明るく、感謝の
気持を持ち、仲間のために
最善を尽くします。
一.私たちは、ベクトルを合わせ
社会に貢献するため日々
創意工夫を怠りません。
一.会社を成長発展に導くものは、
人であり人の心です。

福永先生は、また、よくこうおっしゃいました。
「物販なら30億円くらいは儲けるようにしなさい。それくらいはすぐにいきますよ」「人生100年時代だから、80歳までは現役でやるのですよ」
 本当に、経営というのは言うは易し、行うは難しで、一筋縄ではいきませんが、そこにやりがいがあり、生きがいがあると思っています。そして、毎日、不安の中で経営をしているわけですが、実はその不安が自分の可能性を広げてくれるのだと思います。
 決断するまでは迷いますが、福永先生は「決断したら、もう迷うな!考えるな!」とおっしゃいます。それは「不安を自分で呼び込むからだ。心が呼ばないものはやって来ない。大丈夫かなと思ってやるのだったら、やめなさい。やるのだったら、成功することしか考えないことだ」とおっしゃいます。「不安とかは一切考えない。決めたら、前に進むだけだ。どうやったら、うまくいくか、どうやったら面白くいくか、それだけを考えろ」とおっしゃるのです。
 私も「いまの仕事は大丈夫かな」とか「どうして失敗するのだろうか」と、さまざまな悩みはありますが、そういう不安を抱えながらも自分の可能性を広げていく。そうすると、また、智慧が出てきます。アイディアが出てきます。さらには楽しみが出てきます。こうしたことを、実感しながら、経営をさせていただいています。
 皆様も、不安や悩みはいろいろあると思いますが、仲間の前で全部出すことによって整理ができます。そういう意味でも、この「六花の会」は素晴らしい会です。
 東京西支教区の「六花の会」は、今年(2021年)で8年目になりますが、本当に皆さんが変わっていかれます。答えは自分の中にあります。皆様もご自身の中に、答えをお持ちだと思います。それを「六花の会」の仲間と研鑽し、学び合う中で、見い出せるのだと思います。ぜひ、この「六花の会」で、お互いさまに精進をさせていただき、ご自身の稼業をもう一度、見直していただければと思います。
 皆様の成功を祈念しています。私もまた、成長していきたいと思います。今後とも、よろしくお願いします。有難うございました。