10.08

「私、再建できました」(後藤秀彰)【7/7】
「私、再建できました」シリーズ7
心を高めることの大切さ(最終回)
次に、福永先生が教えてくださった「自分の心を高める」ことについて、お話をさせていただきます。福永先生は「経営している中で、身の回りに起こる出来事は、あなたの心の反映なのですよ。いま、起こっているすべてのことが、経営者のいまの心のあり方次第で変わっていきます。だから、いつも自分の心を高いところ、より高いところに持っていきなさい」と、教えてくださいました。いつも爪先立ちのように、心を高めていけば、必ず、事業はそちらのほうに向かうということですね。
弊社にも「経営信条」と「経営理念」があり、これを毎朝、社員とともに唱和しています。
企業は
個人が社会的責任を果たすための
最良の活動手段である。
個人は
社会人として物心両面の幸福を
確保しなければならない。
ゆえに(株)サンテックビオズは
企業と人が融和し同志的団結によって
正道による最大限の利益を追求する。
企業を成長発展に導くものは
人であり人の心である。
代表取締役 後藤 秀彰
出来る、最良の活動手段です。
最大限に追求します。
気持を持ち、仲間のために
最善を尽くします。
社会に貢献するため日々
創意工夫を怠りません。
人であり人の心です。
福永先生は、また、よくこうおっしゃいました。
「物販なら30億円くらいは儲けるようにしなさい。それくらいはすぐにいきますよ」「人生100年時代だから、80歳までは現役でやるのですよ」
本当に、経営というのは言うは易し、行うは難しで、一筋縄ではいきませんが、そこにやりがいがあり、生きがいがあると思っています。そして、毎日、不安の中で経営をしているわけですが、実はその不安が自分の可能性を広げてくれるのだと思います。
決断するまでは迷いますが、福永先生は「決断したら、もう迷うな!考えるな!」とおっしゃいます。それは「不安を自分で呼び込むからだ。心が呼ばないものはやって来ない。大丈夫かなと思ってやるのだったら、やめなさい。やるのだったら、成功することしか考えないことだ」とおっしゃいます。「不安とかは一切考えない。決めたら、前に進むだけだ。どうやったら、うまくいくか、どうやったら面白くいくか、それだけを考えろ」とおっしゃるのです。
私も「いまの仕事は大丈夫かな」とか「どうして失敗するのだろうか」と、さまざまな悩みはありますが、そういう不安を抱えながらも自分の可能性を広げていく。そうすると、また、智慧が出てきます。アイディアが出てきます。さらには楽しみが出てきます。こうしたことを、実感しながら、経営をさせていただいています。
皆様も、不安や悩みはいろいろあると思いますが、仲間の前で全部出すことによって整理ができます。そういう意味でも、この「六花の会」は素晴らしい会です。
東京西支教区の「六花の会」は、今年(2021年)で8年目になりますが、本当に皆さんが変わっていかれます。答えは自分の中にあります。皆様もご自身の中に、答えをお持ちだと思います。それを「六花の会」の仲間と研鑽し、学び合う中で、見い出せるのだと思います。ぜひ、この「六花の会」で、お互いさまに精進をさせていただき、ご自身の稼業をもう一度、見直していただければと思います。
皆様の成功を祈念しています。私もまた、成長していきたいと思います。今後とも、よろしくお願いします。有難うございました。