2021
07.12

「私、再建できました」(後藤秀彰)【4/7】

分かち合い

「私、再建できました」シリーズ4

福永先生の個別指導-成功の道筋を方程式にする

 福永先生は、また、こういうお話もしてくださいました。
 「あなたも一時期は良かったわけです。年間10億円の売り上げがあったときは、幸運とか成功と考えたと思います。しかし、それも試練なんですよ」
 私は「えっ」と思いました。福永先生はつづけて、こうおっしゃいました。
 「身にあまる幸せや、身にあまる成功は、自分にふさわしくないと、試練に変わる。だから、成功でも何でもないのですよ」
 私は、それまで、試練というのは、資金繰りがうまくいかなかったり、売り上げがうまく上がらなかったり、人間関係が壊れたりすることだと思っていました。もちろん、それも試練には違いありませんが、幸せになるのも試練だというお言葉に「はっ」とさせられたのでした。福永先生は、また、こうもおっしゃいました。
 「会社が悪くなるのには原因がある。しかし、うまくいくのには原因はないのですよ。なんとなくうまくいく。このなんとなくうまくいったことを、確信をもって、うまくいくようにしないと、試練になってしまうのです。この確信を使いこなせなかったら、元の木阿弥になってしまうのです。成功したことの道筋、手順、サクセスストーリーを方程式のようにしなければなりません。自分が考えた道筋をきちんと立てて、設計図に落とし込むことができなければ、それはもう試練以外の何物でもないですね」
 このご指導は眼から鱗でした。福永先生のお話を聞くたびに、私の眼からは、何枚も鱗が落ちていきました。経営者の思い、考え方、そして、器によって、会社は決まっていくということを理解させていただきました。

 続く