2022
02.02

「庭野日敬開祖随行記」 第3回

分かち合い

第3回 「何ごとにも一所懸命」

 開祖さまの何ごとにも一所懸命な姿勢は、随所に現れていました。特に有名なのは大相撲をテレビ観戦されているシーンです。これまでに記録映像や機関誌紙などでも紹介されましたとおり、ご自分が力士になったつもりでご覧になっているため、ご贔屓の力士が土俵際まで攻め込まれて負けそうなときなど、必死にこらえようとされるのです。私もよく拝見しましたが、思わず目の前のテーブルにつかまり、それが前に動くほどでした。
 開祖さまは信者さんのお説法を聞かれるときも、秘書をも傍に寄せつけないほど、脇目も振らず説法に聞き入っていらっしゃいました。
 また、ご自身が法話を述べられた後など、冬場でも汗びっしょりでした。
 さらに、教団の様々なデータをご覧になるときも、赤鉛筆と青鉛筆をくっつけて1本にまとめた『赤青鉛筆※』を右手に、真剣に目を通されていました。
 開祖さまから私が学ばせていただいたことは、「その時々に授かったご縁は宝物」という気持ちで、喜んで生きるということです。
 以来、「朝夕のご供養をしなければ」という気持ちではなく、開祖さまのように「お経をあげる時間を授かって有難い!」という歓喜の心をもって努めるようにしています。

※『朱藍鉛筆』という商品名もある。

筆者紹介

 佐藤益弘(さとう・ますひろ)
「六花の会」共同推進責任者のひとり。26歳から41歳までの15年間、庭野日敬開祖の秘書を務める。その後、湘南・富山・福井・京都教会長を歴任。2013(平成25)年、西日本教区長・理事(京都教会長兼務)に就任し、2019(令和1)年から教団常務理事。