2022
11.01
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「庭野日敬開祖随行記」 第12回
第12回 「日々、お経をあげ続ける」
晩年の開祖さまは、ご供養前に目薬を点眼されたり、本などがはっきり見える専用の眼鏡に替えられたり、補聴器の電池容量を確認されたりというように様々な準備をしながらも日々のご供養を欠かされませんでした。
かつて東芝の会長・経団連の会長を務め、臨時行政改革の推進にも尽力された経営者であり、法華経篤信家でもあった土光敏夫氏も毎日、朝と夕に読経されたそうです。
世のリーダーといわれる人は、大事な勤めを日々続けるという共通点があるようです。
開祖さまのご著書『我汝を軽しめず』の中に「いずれにしても経典読誦は、初信の方から幹部さんまで、欠かしてはならないお勤めであって、信仰者としての真の喜びの源泉でもありますから、どうか朝に夕に心をこめて行なってほしいと願ってやみません」と記述されています。
お互いさまにお経をあげる生活をいっそう大事にしてまいりたいものです。
筆者紹介
佐藤益弘(さとう・ますひろ)
「六花の会」共同推進責任者のひとり。26歳から41歳までの15年間、庭野日敬開祖の秘書を務める。その後、湘南・富山・福井・京都教会長を歴任。2013(平成25)年、西日本教区長・理事(京都教会長兼務)に就任し、2019(令和1)年から教団常務理事。