2024
10.10

四国支教区 六花の会 「経営陣の集い」(学習会) 報告

お知らせ

 10月6日(日)、徳島教会を会場に28名の参加者を得て、「六花の会」が開催された。

 冒頭、実行委員である須見昌央世話人(徳島教会)が挨拶。「苦難や課題を乗り越えることで、振り返ると新たな心境や自己の成長につながっていることに気づきます。今日はたくさんの苦難の中で真摯に取り組んでこられた講師さんの体験を鏡にお互い様に振り返りこれからの自分に活かしていきましょう」と開催趣旨の確認があり、学習会が開始された。

 岡村貴透さん(杉並教会所属)からの講演では、生い立ちから現在にいたるまでの取り組みが語られた。立正佼成会で修行する両親の姿を見て育ち、叔父・叔母の建築・土木・設備の仕事、建築業界への人材派遣業に就職した後、独立し現在にいたったが、不義理なことや雇用した従業員とのトラブルなど大変な中でも誠実に仕事に取り組んだと事を吐露。自分のしていることが本当にこれでいいのだろうかという疑問を持った時に、故福永正三氏に出会い、学びを深める中で、教えと経営・仕事についてこれで間違いないという確信にいたった心境を語った。現在も、コロナ禍での収入減益など苦難は尽きないが、「六花の会」の学びを通して、この道を信じ取り組んでいることを誓願した。

 講演後のグループ別対話では、仕事についての自己紹介や現在の取り組み、お互いの感想が活発に語られた。

 次に岡村講師を囲んでの質疑応答では、人材不足や人間関係での課題について質問が相次いだ。一つ一つの質問に、福永氏から学んだことや自身の経験から丁寧に応える岡村さんの姿勢に、参加者は、経営者としての誠実さの大切さを学んでいた。

 最後に、松本光代四国支教区長より結びの言葉をいただいた。「日頃の支部長、主任などお役者を交えての対話でも、生老病死や、さまざまな課題が語られるが、横領や負債、経営など語り合える学びはなかなかない。今日は、本当にいい学びとなりました。苦難に遭い、ギリギリの中でも、トイレ掃除やごみ拾いなどに取り組み徳積みをされる。毎月、給料日には、A4の手紙を従業員に手渡しされる岡村さんの修行も素晴らしくかっこいいと感じます。その中に、幸せになる、儲かる法則もあるのだと思います。私たちも自らの仏性・素直な心を輝かし、つかんでいきましょう」と参加者を激励し結びの挨拶とした。

 その後、昼食会を挟んで、受入会場となった國富敬二徳島教会長が感謝の言葉を述べた。2014年に杉並教会で福永氏との学習会から六花の会に至るまでの経緯を述懐。「経営には決断、責任が必要であるが教え、六波羅蜜を実践し共に栄え、社会に貢献していこう」と語った。

 コロナ禍を経て、初めての四国支教区での「六花の会」は熱気にあふれた開催となった。

報告 「六花の会」事務局

須見昌央 実行委員長ごあいさつ

講師 岡村貴透氏 講演

熱心な質疑応答

松本支教区長 ごあいさつ

國富敬二 教会長 ごあいさつ

全体記念 集合写真