2020
02.04

皆が日の当たる場所へ  ひなたファームマーケット 代表 瀬川 享市さん(長野中央教会)

出会い

 生産者とともに「安心・安全・おいしさ」に徹底的にこだわった果物を販売する。取扱果物は、故郷九州産と浪人時代に過ごした長野県で出会ったものだ。
長野県のリンゴ農家は、昨年の台風19号で壊滅的な被害を受けた。廃業を余儀なくされた農家もいる。お世話になった生産者を支援したいと、県やJAと協働して奔走する。
8年前、大手半導体メーカーから脱サラ。その後、1次産業試験を積み重ね、4年前に独立開業。國富敬二教会長(当時)に相談すると、「仏教経営者塾」に参加するよう指導を受けた。事業をはじめて間もない頃、同塾の福永正三専任講師(故人)から月の売上を問われた。「10万円」と応えると、「話にならん」と一喝。以後、ど真剣に仕事に打ち込み、智恵と創意工夫で、企業や店舗に果物を営業した。
慣れない飛び込み営業だったが、立正佼成会の手どり・導き修行に比べたら、全く苦にならなかった。「お客様にご賞味いただける商品があるのですから、こんな楽な営業はありませんよ」と笑う。

 大手自動車販売会社に赤と黄色のリンゴのノベルティを提案。採用されると桁外れの注文がきた。長野中央教会に所属するリンゴ農家に相談すると、快く応えてくれた。サンガの有り難さが身に染みた。自動車販売会社からは「新車の臭いしかしない店舗が、リンゴの香りに包まれ、お客様もスタッフも幸せな気持ちになりました」と喜ばれた。
 高価なマンゴーをお歳暮に使った「六花の会」の仲間からは「こんなおいしい果物を食べたのは初めてだ、と喜ばれたよ。ありがとう」と絶賛。ヘビーユーザが続出している。
社名の「ひなたファームマーケット」は、お客様も生産者も幸せになる「皆が日の当たる場所へ」「みんなでひなたへ」を合言葉にしたことが由来。果物生産者から絶大なる信頼を得る瀬川享市さんのこだわりだ。


ご連絡先

ひなたファームマーケット https://www.hinatafruits.com/
果樹販売業
果物ギフト販売、企業向けノベルティセット・返礼品の提案と販売、加工品販売

※瀬川さんとのビジネスをご希望される方は、直接、携帯電話(090-7809-0195)にご連絡ください。その際、立正佼成会「六花の会」の○○です、とお伝えください。