2020
08.04

感動・特別・つながり-特別なかたに、特別なものを提供したい 有限会社京四季庵 代表取締役社長 澤村 悦玄さん(京都教会)

出会い

 澤村悦玄さんはイベント企画・用品販売の二代目社長。一昨年12月、大聖堂で開催の『第1回 仏教精神に学ぶ経営者の集い』では、記念品を布施した。
 「当初、参加者千人でお引き受けしたのですが、直前に2500人と伺い、困惑しました。『お布施は値切るな!』が信念ですので、お声をかけていただけたことに感謝し、全品、お布施させていただきました」
 創業者の父も、庭野日敬開祖生誕100年の2006年、『第8回世界宗教者平和会議(WCRP/R f P)』の参加記念バックを布施した。「金庫のお金がすべてなくなったよ」と、父は笑った。
 「それから2010年までの業績は良かったですね。社屋も購入できました。お布施のお声がかかったときは積徳のときです。見返りを求めない積善のときだと思います」
 しかし、東日本大震災の2011年、会社は倒産の危機に陥る。自粛ムードで記念品がまったく売れなくなったのだ。新規事業もことごとく失敗した。
「これから先、どうやって生きていこうか、真剣に考え抜きました。お金儲けのために仕事をするのではなく、経営理念=感動・特別・つながり=に沿って生きようと決意しました」
特別な記念品を特別な関係の人におわけしたいと商品開発に傾注。被災地に2万個の「流し灯籠」を提供したほか、多くの企業・宗教団体にオリジナルの記念品を収めた。
 会社の強みは「メーカーと直接つながり、製作ができること。包装とパッケージに力を入れていること」と語る澤村さんは、社会貢献にも情熱を注ぐ。京都で70年の歴史ある青少年団体連合会『ユース21京都』の理事長を10年務める。佼成会で学んだ経営者の要諦は三つと心得、常々教会長と先輩経営者に心をむすんでもらっている。
 ①経営者は目標を決め、そこに向かって歩むこと。
 ②経営者の仕事は、お願いすること。お詫びすること。チームをひとつにすること。
 ③経営者は、相手の幸せを願う縁になれているかどうか、常に内省すること。


ご連絡先

有限会社京都四季庵 https://kyoshikian.com/
イベント企画・用品販売、仏具・記念品・オリジナルグッズ販売、「ありがとう」グッズ企画・製造、流し灯籠コンサルタント

※澤村さんとのビジネスをご希望される方は、直接、お客様ダイヤル(0120-31-8511)にご連絡ください。その際、立正佼成会「六花の会」の○○です、とお伝えください。